すさみ町佐本の佐本川柱松(松明を投げ入れるお祭り)に参加してきました。
2018年8月16日(木)すさみ町佐本の佐本川柱松というお祭りに参加してきました。
ただ見て来ただけではなく、私も松明を投げさせてもらいました。
どんなお祭りかというと・・・
すさみ町のHPより
http://www.town.susami.lg.jp/docs/2015110500157/
柱松は、無病息災を願う伝統行事で、言い伝えによるとむかし天明7年、8年(1787年、88年)に夏になると悪病が流行して村内の人が多く亡くなり、当時「盆に高火をかかげますから疫病がはやりませんように」と願かけをしたことがはじまりです。そしてその後も続けられてきたと伝えられています。
とあり、はるか昔から続いていたお祭りですが、昭和30年台頃から20年間途絶えましたが、昭和58年に佐本親子クラブが復活させ、その後「佐本川柱松保存会」が中心となって開催していましたが、平成23年度に「佐本川柱松保存会」が解散し、終了。そして今度は摂南大学が中心となってまた復活させてくれている流れとなっています。
ネットによると2013年ごろからずっと毎年行われているようです。
http://wakayamapr.ikora.tv/e938480.html
佐本川柱松の流れ
詳細はこちらのページが詳しいです。
https://wave.pref.wakayama.lg.jp/bunka-archive/matsuri/susamihasiramatu.html
以下簡単に説明します。
まずは、松明に火をつけたものを渡してもらいます。松明は体より上に掲げます。
真ん中の柱の周りをぐるぐると歩きます。
アナウンスの元にみんなで一斉に下投げで投げ入れます。
みんなで「頑張れー!」という掛け声が響きます。
上の藁の中に松明が入るまで繰り返します。
今回は8mの高さですが、入って燃えるまで30分弱くらいかかりました。
佐本川柱松 参加してみての感想
私も参加させていただきましたが、これがまた難しい!
まず、松明を手に持ってみると意外と熱いんです。素手だとやけどしそう。だから全員軍手で持ちます。
そして、松明はそれぞれ大きさと重さが違うのでそれを高さ8mのところに投げ入れるのは相当難しいです。
しかも松明がぐらぐらしてたりするのでうまく投げれません。
体育祭の玉入れとはまったくワケが違いました。昔は17mとかの高さだったとかで、こんなのほぼ無理です(笑)
夜通しかかりそうな気がしました。
佐本川柱松 フィナーレ
摂南大学の若者たちがどんどん投げてくれたおかげで25分経過くらいの時になんとか1つ入りました!
しばらくすると藁の部分が勢いよく燃えだします。
そして、中に仕込んでいた花火がボカン!とちょっとした演出もありました。
最後は柱を倒しておしまいです。いや、なかなか見ても、参加しても楽しかったです。
参加者は地元の方や、摂南大学がキャンプをするらしいのでそれに参加する小学生たち。
100名ほどいた感じがしました。
今日のイベントは摂南大学がドローンで撮影していたようですのでどこかでアップされるかもしれませんね。
佐本川柱松に今後期待すること
8mの柱を立て、松明をたくさん投げ入れるお祭りなのでどうしても若い人手がたくさん要ります。何度もこのお祭りがされなくなった理由がわかったような気がしました。
準備が大変だし、火も使うし柱を立てないと行けないのでやや危険ですので、若者たちの力がないとたぶん無理です。
本当は地元の人たちのみで出来ればいいのですが、現実的に難しそうなので、こうやってうまく摂南大学の学生たちとタッグを組んでお祭りが保存されるのはいいことですね。
今、日本中の様々な地域で同じようなことが起こっているのだと思います。
今回行って思ったのは、意外と周参見住民でもこのお祭りが今日あることを知らなかったこと、本当は昨日行うはずだったのですが、周参見花火大会と日程がかぶっていたことなど、若干集客には力を入れていないのかな?と思いました。
どうせだったらですが、前の佐本ピアノコンサートのように地元の方がイベントスペースを出し、地元の人がそこに来てお金が回る仕組みが出来たらいいなと思いました。
普通に、焼きそばとか、イノブタ丼とか、ボールすくいとか屋台もあったら子供連れでも楽しんで来れるな~と思ったので、今後の活動に期待しております。
ただ、摂南大学は子供のたちのお世話とキャンプがメインのようですので、このお祭りを維持してくれてるだけでも感謝ですね。お菓子も頂けましたし、松明も投げさせてもらい楽しめました。
学生の皆さん、運営の皆さん、ありがとうございました(^^)